米ドル建ての保険(外貨建て保険)の固定利率型と利率変動型について。

目次

米ドル建ての貯蓄保険を検討する際、「固定利率型」と「利率変動型」の2種類ある。

「固定利率型」とは?

お客様が契約した時点でのアメリカの金利が利率として採用される。そして、その契約時での利率が一生続く。契約して何年後かにアメリカが金利を上げようが、下げようが運用利率が変わることがない。良くも悪くも、契約時の利率で「固定」されるのである。

 

「利率変動型」とは?

お客様が契約した時点でのアメリカの金利が利率として採用されるが、その後、アメリカの金利変動により運用利率が変わる。アメリカが金利を上げれば、その恩恵を受けるし、アメリカが金利を下げれば、運用利率が落ちる。

 

つまり、両方、為替変動リスクはあるが、加えて金利変動リスクを取るか取らないかの違いである。

もし、「これからアメリカの金利はどんどん上がっていくんだ」と思えば、「利率変動型」のものを選べば良いし、「これからアメリカの金利は下がっていく。というか変動とか不確定な感じが嫌だ」と思えば「固定利率型」を選べば良い。

 

私はお客様にどちらを勧めるのか。結論から。

 

基本、固定利率型を勧める。なぜか。

 

まず、前提としてアメリカの金利が20年後とか30年後にどうなってるかなんてわからない。アメリカの金利に関しては、マジでわからない(為替や日本の金利であれば予想はしやすいが)。

 

「固定利率」を勧める理由。

 

「利率変動型」だと、為替リスク加えて、金利変動リスクも取ることになる。

為替変動+金利変動。もうこうなるとほぼ「投資」である。株や投資信託とあまり変わらないレベルだ。

で、ここで本質に戻る。多くの人が「米ドル建て保険」で貯めたお金を何に使うのか?

教育費だとか老後のお金(失敗できない大事なお金)ではないだろうか。例えば、老後であれば65歳時点で〇万ドル確定しているのか、利率変動型でいくら貯まるのか不透明なのか。

人生でかかるお金(教育費や老後のお金)というのは、まずある程度「確定」させた方が良い。

 

ある程度、「確定」させた後で、利率変動型や投資信託や株などを余裕資金でやるというのはアリだ。

教育費や老後のお金は、まずある程度「確定」させにいくこと。

「これをあと〇年、続ければ65歳時点で〇万ドルできるから、老後は大体これでいけるな」みたいなイメージ。

 

一方で、お金に余裕がある人や、「老後のお金とか余裕」みたいな人は利率変動型でもありかと。こういう人は、別に保険でなくとも投資でもあり。

 

まとめると、「利率変動型」か「固定利率型」のどちらが良いのかは、その積み立てたお金(ドル)を何に使うのか?何のためのお金なのか?による。

 

また書きまーす。

 

 

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