分散投資のメリットとデメリットを解説。分散投資はデメリットを理解することが大切。

目次

「分散投資」とは?

「分散投資」には2種類ある。

①銘柄、商品の分散

②時間の分散

以上、2つ。

①銘柄、商品の分散について。

例えば、100万円投資する時に、A社の株を30万円、B社の株を30万円、C社の株を40万円。計100万円買うみたいなやり方。もしくは、株、債券、外貨を33万円ずつ買うみたいなやり方。

②時間の分散について。

例えば、1回で100万円を一気に投資するのではなく、数回に分けて(例えば25万×4回)とか、何年(何十年)も時間をかけて同じ金額を買い続けていく(ドルコスト平均法)やり方。

以上、2種類の分散投資。

「投資信託を月2万円ずつ買い続ける」となれば、投資信託という商品自体、銘柄や商品を分散している且つ、一度に買わずに、毎月買い続けるので、①の銘柄、商品分散+②の時間分散の両方をしていることになる。

まさに分散(銘柄、商品)に分散(時間)を重ねているイメージ。「分散の極み。」

 

次に、「この2種類の分散投資」のメリットとデメリットを紹介する。

 

メリット

❶変動幅が小さくなる(リスクが減る)。大きく損をする可能性は低くなる。

 

デメリット

❶正直、大して儲からない。つまり、お金持ちにはなれない。

❷思考停止するので、相場や金融の知識、経験、感覚が身につかない。

❸いくつもの銘柄、商品に投資するため、銘柄や商品を選定する目が甘くなる。売却のタイミングも甘くなる。

 

以上メリットとデメリット。

 

以下解説。

 

分散投資のメリットは、「変動幅が小さくなる。」の一点。

A社の株を50万円、B社の株を50万円、C社の株を50万円、計150万円を株に投資したとする。

その後、C社の株が大暴落して半値になった(25万円の価値になった)としても、全体の資産は125万円。全体で見た時、2割弱の下落に留まる。

これがもし、C社の株に一点集中で150万円投資していたら、資産が75万円になっている。

逆に、C社の株が大きく上がる場合、一点集中投資の方が儲かる。

つまり、分散投資をすることにより、良くも悪くも「変動幅が小さくなる」のである。

 

次にデメリットを解説します。

 

1つ目のデメリット

正直な話、分散投資は大きくは儲からない。お金持ちになるだとか、一発当たって人生が変わるみたいなことはない。

上記で書いた通り、分散している分、上振れの変動幅も小さくなっているからだ。

野村證券時代、お客様で短期の間(数か月)の間に資産を10倍以上にした人はかなり少ないが存在した。

このお客様がどういう投資をしていたのかと言うと、始めは何社かの株に分散投資をしていたが、ある時に分散している株をすべて売り、小さい会社の株1つに全額賭けた。それが当たり、資産が短期で10倍以上になった。

大きく利益を狙うのであれば、どこかで勝負時だと見極め、分散投資を辞め(一時的にでも)、一点集中でリスクを取りに行く必要がある。

それ以外に方法はない(大きく利益を狙いたい場合)。

 

2つ目のデメリット

分散投資は思考停止するので、金融知識や投資の経験、感覚が身に付かない。

「分散しているので、どれか下がっていても、どれか上がってるからいいや。」や「分散しているので変動幅は小さいので、ほったらかし~」となる。情報を調べたり、思考して判断しなくなる。自分のポジションを取って、「責任」を負わない傾向にある。

裏を返せば、一喜一憂しなくて済むので「楽」である。メンタル的にもストレスがかからない。(多くの人にとっては、メリットに聞こえると思うが、あえてデメリットの側面として伝える)

考えることはしないので投資の経験値や感覚は積み上がらない。

 

3つ目のデメリット

分散することにより、1つ1つの商品(銘柄)選びが甘くなる。売却のタイミングも甘くなる。

2つ目のデメリットで書いた通り、「分散投資」は思考が停止する。

「どうせ分散するから」「下がるものもあれば、上がるものもあるから」という理由で、一部適当に投資してしまう傾向がある。

言い方は悪いが、「分散」させることにより、「責任逃れ」をする傾向にある。

売却のタイミングについても、「こっち損してるけど、こっちは少し利益が出ているから、まあいっか。」となり判断が甘くなり決断しにくくなる傾向がかなり高い。

 

以上、メリット、デメリットの解説。

メリットとデメリットは表裏一体。

表裏一体なので「個人の好み」の問題だ。

 

結論、「分散投資」が良いのか悪いのかは、その人の性格や価値観、将来どうなりたいのかによる。ただ、メリットとデメリットの本質を理解することは大切。

 

 

また書きまーす。

 

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