火災保険のプランの組み方について。家財保険、地震保険は入るべきか?【解説】

 家を買えば、火災保険をかけるだろう。
 
仮に火災保険に加入していなかった場合、
ローンで買った家が火事で全焼すれば、毎月のローンだけ残る。プラス新しい家を建てるor新しい家を借りることになり出費がダブルでくる。
 
 
加えて横の家が火事になり、そのもらい火で自分の家が燃えたパターン(被害を受けるパターン)。
多くのお客様が知らないが、実はこのパターン、横の家から弁償はしてもらえない。厳密に言うと、弁償しなくてもいいという法律に今なっている。完全に横の家の人が悪い、自分は被害者だと言っても、お金を請求できないのである。
要は「自分の家は自分で守れ」という法律になっている。
 
これらのリスクを考えると、火災保険には入ったほうが良い。当たり前だが。
 
では、どういうプランで組めばよいのか?地震保険ははいるべきか?家財(家の中にあるモノ)は? というのを以下書いていく。
 
20年前とか30年前の火災保険と違って、今の火災保険は複雑になっている(補償内容が多く、カスタマイズする形になっている。)
 
昔の火災保険は、①火事②風災(台風)、雪災 くらいしか補償がなかった。
今は、上記に加え、盗難や洪水、水濡れ、破損汚損、などいろいろある。そして、どこまで補償を付けるのかはお客様が決める形になっている。(火事と風災だけにするのか、盗難や破損汚損などすべてフルカバーのプランに入るのか)
 
もちろんこの補償内容によって金額(保険料)が変わってくる。
 
結論、家がある地域によってプランを決めた方が良い。
例えば、「洪水」。地域によって洪水の可能性がある地域とそうでない地域がある(川が近くにあるとか、ないとか)
ちなみにこれは、ハザードマップとインターネットで検索すれば誰でも見れる。
 
あとは、個人の価値観による。
個人的には「洪水」のリスクがない地域であれば、火事と風災だけでもありだと思う。
なぜなら、盗難とか水濡れで家が全壊することはない。全壊時みたいに損害額が数千万になることはないので、まあなくてもいいんじゃないかと。(もちろん保険なので補償はあればあるだけいいが、考え出すとキリがない。)
 
家が全壊又は3分の1以上の損害を受ける可能性があるのは、①火事②風災(台風)雪③洪水 ではないかと思う。
 
 
家財保険に関しては、家の中にどれくらいモノがあるのかで決める。
仕事柄、ドレスや衣装がたくさんある人や、グランドピアノがある人など。こういう人はかけてもいいんじゃないかと。たいしたモノがないのであれば加入しなくてもよいのでは。
 
また、家財保険をかけるのであれば、補償内容を盗難、破損汚損などを含むフルカバーで入った方が良い。建物の保険とは違い、家財は火事でも水濡れでも損害額が同じになるため(火事でテレビが燃えようが、水濡れでテレビが壊れても損害額は同じ)
 
次に地震保険について。
これは、つけるかどうか悩む人が多いだろう。
ちなみに地震保険をつけるかどうかで値段がだいたい倍変わる。地震保険は高いのである。加えて地震保険は家の建物の価格の半分までしか保険金を設定できない。(3000万の家であれば1500万までしか設定できない。)
つまり、3000万で家を買って、地震で家が全壊した場合、地震保険にMAX加入していたとしても保険会社から1500万しか出ない。
「値段が高い上に、半分しかお金が出ない」。
 
結論、地震保険には加入することをオススメする。
なぜか
「発生確率が高いから。」
正直な話、自分の家が火事になる可能性は低い。30年間自分の家に住んでいる人で50人に1人の割合と言われている。
一生の内に火事を経験する人は、何十人に1人の割合である。
 
対して地震はどうか?なんなら、もうすでにそこそこ大きな地震を人生で2~3回経験している人が多いのでは。
しかも地域が関係なくなってきている(北海道や九州など地震が起きないと言われる地域でも大きな地震が起き始めている)。
加えて今後、南海トラフとか首都直下型とかいろいろ言われている。
 
また、仮に地震保険に入るなら、5年契約で入った方が良い。地震保険はだいたい2年に1度のペースで値上げの傾向にある。(県によって違うが、全体的に値上げの傾向で今後どんどん高くなっていくとされている。特に、南海トラフや首都直下型がくるといわれている首都圏、静岡、愛知などはめちゃめちゃ上がる)
 
将来、保険料が上がることがほぼ確実なので今のまだ比較的安い料率で5年間の保険料を固定させにいく作戦。(5年間は保険料が上がらないようにする)
地震保険は最長5年契約なので。
 
 
 
また書きまーす
 
 
 
 
 

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