投資信託は基準価格が高いものを買え。【投資信託とは?から詳しく説明】

投資信託の購入を検討している人、既に投資信託を持っている人は読んでください。

私は野村證券で4年、保険業界で2年半営業をしてきており今まで1000人以上の人の投資相談、保険相談をしてきている。

この記事では、投資信託を選ぶ際にしっておくべきこと、ほとんどのひとが投資信託において誤解していることを書きます。

この記事を読めば、投資信託の本質が分かると思います。

 

 

目次


 そもそも投資信託とは?

 
簡単に言うと、プロ(株や経済知識に詳しく、株や債券、外貨などを売買して利益を出そうとしそれを仕事としている人)にお金を預けて運用してもらうもの。完全お任せコースである。

例えば、日本株ロボット投資信託というものがあったとして、100万円この投資信託を買うと、プロが勝手に日本企業の中から有望なロボット事業をしている会社の株を数十~数百個選び、それらに分散して投資をする。

どの会社の株を選ぶか、株の売買や入れ替えのタイミングなどはすべて、その投資信託を運営しているところにいるプロ任せ。
 
また、「日本株ロボット投資信託」というものがあった場合、いくらアメリカの株が良さそうだとなってもアメリカ株は組み入れることができない。約款(決まりみたいなもの)で必ず、日本企業で、ロボットに関連する企業の株を選らばなければならないとなっている。


つまり、いくらお任せといっても、大枠のところで、どんなものに投資するのか(日本の株なのか、アメリカの株なのか、新興国の債券なのか、世界中の株や債券すべてなのか、いろいろある。)はお客様が選らばなければならない。

 

基準価格が高い投資信託を買った方が良い理由

 

結論、「基準価格が高い」=「お金を増やしている」=「運用が上手い人が運用している」 となるから。

※アクティブファンドの場合。

 

以下、どういうことか説明します。

 

投資信託は最初、基準価格10000円からスタートする(大体の場合)。基準価格11000円の投資信託があれば、「この投資信託は始まってから10パーセント利益を出したんだな。」となる(分配金がない場合)。
 
ここから本題になるが、ほとんどの人が誤解していること。
 
仮に、同時期に運用が開始した、日本株投資信託A(基準価格8000円)と日本株投資信託B(基準価格12000円)があればどちらを買うべきか?
 
答えは、日本株投資信託B(基準価格12000円)。基準価格が高いものを買うべき。株を買う時とは違う。

株は、安い価格で買った方が有利。安く買って高く売れば儲かるから。当たり前だ。
 
が、投資信託は違う。上で書いた通り、投資信託はプロが銘柄を選び、プロが頻繁に売買している(お客様の知らない内に)。


つまり、お客様から預かったお金を2割損をさせた下手くそプロが運用する日本株投資信託Aと、
お客様から預かったお金を2割増やした上手いプロが運用する日本株投資信託Bと、あなたならどちらにお金を預けますか?となる。
 
銀行や証券会社のよくわかってないセールスが「この投資信託は、基準価格安いので買い時です。」みたいなセールストークをよくしているが、言い直すと「この投資信託、お客様から預かったお金を何割も減らして(損させて)いるものであり、下手くそな人が運用してます。」となる。


要は、投資信託の基準価格を株の株価と同じ解釈をしてしまっている(知識不足)。

そら、お金を預けるなら、運用が上手いプロに預けた方がいいでしょ。

 
 
また書きまーす
 

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