株式投資で勝つ人の特徴を解説【元野村證券社員が伝える】

株式投資で勝つ人、成功する人の特徴を知りたい人、株式投資を始めようと考えている人は読んでください。

私は、野村證券で4年間、主に富裕層のお客様のお金を運用していた。

この記事を読めば、株式投資で勝つ人の特徴を知ることができ、株式投資をする際の考え方の参考になると思います。

 

野村證券に勤務していた時、よくお客様や友達から「どういう人が投資で勝ちますか?」と聞かれた。
 
これに対して私が答えていたのは、

目次

結論、お金に対して感情的か合理的かが大事で、合理的な考えで決断が早い人は勝ちやすい。反対に自分の感情にベクトルが向かっている人は失敗しやすい

この意見には他の証券マンとも意見が合致する。

お金に対して「合理的」とは、具体的に4つある。

①損切りができる。

②目先の損を取って、将来的な得を取れる。

③自分の感情や希望的観測を入れずに、客観的に損益の合理性を考えることができる。

④決断することの「大事さ」を理解している。

 

以上4つ。以下説明します。

①損切りができる。

結論、株式投資(積み立てではなく一括投資)において、「損切り(損をしてでも株を売ること)」は必ず必要。

たまに、「損だったら売らなければいい」みたいなことを言う人がいるが、この意見は完全に素人であり間違っている。断言できる。

それなりの証券マンやプロ、実際に株式投資で生活している人で、「損切りしなくていい」を主張している人はいない。

 

この「株の損切り」に関しては詳しく記事を書いているので見てください。

(「株の損切りは必要なのか?」の記事はこちら)

 

②目先の損を取って、将来的な得を取れる。

例えば、今100万円損をするが、将来150万円得をするという選択を取れるか?

目の前に「100万の損」を突き付けられた時、冷静に合理的な考えができるのか?

①の損切りの考えとニュアンスはかなり似ている。

経験上、多くの人が、目先の損を取って、将来的な得を取るということはできない。

視野が狭いのと、決断できないのと、思考力がないのと、目先の痛みに耐えられないからである。

 

③自分の感情や希望的観測を入れずに、客観的に損益の合理性を考えることができる。

物事を主観的に見るのか、客観的に見るのかの違い。

例えば、株式投資で物事を主観的に見ている人は、「俺が買った時は、株価〇〇円の時。だから今売ると~」みたいなものの見方。

自分基準で株式相場を見てしまう。加えて、根拠のない自分がその場で作った希望的観測が出てくる。

 

 

逆に、物事を客観的に見ている人は、「この会社の株まだ上がりそうだから売らない。」や「この悪いニュース出たから、もう売ってしまう。」みたいなものの見方。

自分がいくらで買った、今売ると、自分は損をする得をするという自分独自の状況は考えない。

自分ではなく、株式相場の変動や状況を見て自分を動かすやり方。

 

勿論、客観的に物事を見る人が、株式投資で勝つ人。

 

④決断することの「大事さ」を理解している。

株式投資は1回で終わるものではない。

買った、負けたを繰り返し、トータルの金額で勝ちを目指すものである。

つまり、決断の連続である。決断を何度も行わないといけないのである。

この際、「決断」ができない、もしくは、「決断」をしない(決断から逃げる)という癖が付くと、その1回の勝負以上に今後の株式投資にも悪影響がでる。

つまり、決断しないリスクを理解しているか=決断することの「大事さ」を理解しているか。

 

 

まとめると、

株式投資がいかに難しいかがわかったかと。

簡単に言うと、超合理論サイコパスでないと、勝てない。多くの人が勝てないのはコレ。

「でも~そうは言っても~」とか「今の俺の状態では~」と言う人は勝てないのである。

 

メンタルや考え方が大事なのである。

FXで生活している人などが言う「一番大事なのはメンタル。知識や戦略ではない」というのは本当だ。

 

人間だれしも、感情的になってしまう。私もそうだ。サイコパスではないので。

 

私含め、野村證券を辞めて、株式投資で生活をする人は見たことがない。プロで運用していたにも関わらずだ。

超合理論サイコパスには、なれないのを知っているから且つ、甘くないことを知っているからじゃないかと。

 

「勉強すれば勝てる」みたいな論調やめてくれないかと。そういうのじゃない。

もしそうだとしたら、証券会社の人間、全員サラリーマン辞めて、投資家で成功してますよ。

 

メンタルと考え方。あとは、勘と運。

 

 

また書きまーす

 

 

 

 

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