株の損切りは必要なのか?【損をしてでも売るべきか】

  • 2019.07.25
株の損切りは必要なのか?【損をしてでも売るべきか】

 今回は、お客様には受けが悪いが、本質のところを言います。

株(個別銘柄)を買った後、予想に反して株価が下がった時、どうするか

 
この時の対応は3パターンである。
 
①いずれ戻すだろうと考え放置
②負けを認め、損切り(損をしてでも売却すること)
③下がったところで、さらに買い増しをする(ナンピンという)
 
以上3パターン。
 
 証券営業の経験から、多くの人が取る行動は、圧倒的に①の放置。
「今、売ったら損するから~」とか「まあ、株は上がったり下がったりするから、いずれ戻すでしょ」となり放置する人が圧倒的に多い。「もう塩づけだ。もういいや。」と言い、思考回路停止になる。

そもそも思考回路停止する人は、株で100パーセント勝てないので、株式投資をしてはいけない(こんなこと言うと嫌われるかもしれないが)。
 
「損をしたくない」という思いと、現状、損をしていてテンションが下がっているため③のさらに「攻め」に転じるハイリスクハイリターンの行動もできない。結果、一番楽な思考停止の「放置」ということになる。

株を買う勇気より、保有している株を損切りする勇気を持つ方が遥かに難しい。
 
 
 
結論から。
個人的意見だが、株の損切りは必要。自分が買った株が下がった時は②の損切りをオススメする。

 

損切りをした方が良い理由は2つ


 
①株価がさらに下がり、損失が大きくなる可能性があるから。また、株においては、下がったものが必ず戻すという法則はない。下がったまま、一生戻らない会社の株なんて腐るほどある。
 
②100歩譲って、将来必ずいつか戻るとして、戻るまで待つ時間がある(何十年もかかる可能性もある)ので機会損失になる。その株に投資したお金が塩ずけになるため、お金が死に金になる。
また、戻るスピードが他の株や投資よりも遅い可能性もある。この場合も機会損失になる。
 
株の投資の場合、何回勝って、何回負けたかの「勝率」ではなく、トータルでいくら利益が出たか、又はいくら損失がでたかの「金額」の勝負である。
10回株式投資をして、3勝7敗でも、トータルで利益が出ていれば勝ちである(勝つ時は大きく利益を取り、負けの損失は小さくしている)。
 
ここで重要なのが「損失をいかに小さくする」ということ。株式投資はこれにかかっていると感じる。つまり、負けは負けと認め、損切りできるか。また正論として、上がると思って買った株が、自分の予想と反して下がった場合には、負けを認め、損切りすべきである。よって③の買い増しも理論が破たんしている。
 
また次、トライすればいいんじゃないですか?と。目の前の「損が出る」ということにのみ焦点が当たっている。次、勝てばいいじゃないですかと。「小さい負け」であればいくらでも挽回できるが「大きい負け」は一回で終了になる。つまり、損切りをしないことが、超リスクである。
株なんて上がるか下がるかの2択なので、極論、勝率は5割。負けることなんて当たり前である
ただ、その「負けの度合い」を小さくすることが一番大事。
 
株式投資で損をしている人のパターンで一番多いのが、8勝2敗の人。2敗の負けが大負けであり(損切りできずに)、8勝をかき消しているパターン。
「勝率」の勝負ではなく「金額」の勝負。
 
対して、株で成功している人(FXで生活している人なども)は、4勝6敗とかのイメージ。負けの方が多いが、トータルの金額で勝っているパターン。
 
「株価がここまで下がったら損切りしよう」とか「1割下がったら、絶対に損切りしよう」とか株を買う時に決めた方が良いですよ。
そして、4勝6敗でいいんですよ。その代り、「金額」では利益が出るよう頑張りましょう。
 
 
「下がってもいずれ戻すので我慢強く持ちましょう」とか言っているFPや証券担当者がいるが、こういう人達は「無責任」。
お客様受けはこっちの方が良いが。
 
今回の「損切り」は株(個別銘柄)についてであり、投資信託や外貨はこういう考え方はしないのでよろしくお願いいたします。