情報化により、お客様自身がネットなどで保険を調べたりできるようになってきている。
「医療保険 ランキング」などで調べると、ランクインした人気の商品が順番に出てくる。一般の素人でも情報を得ることができる。
保険においてお客様は自分自身で調べて、合理的な保険に加入しているのか?
答えは、「ノー」だと思う。
同じようなことを、私の知り合いの医者も言っていた。その医者が言うには、
昔、医者の言うことは絶対だったらしい。
しかし、今は治療法、薬など情報がネットであふれているので、「この薬飲んでください」と患者に言っても、「一度、自分で調べて判断します」と言われることが結構あるらしい。
金融の分野に関しては(多分どの分野も)、一般人とプロの知識差はとてつもなく大きい。
いくら情報化と言っても、多少調べたくらいで差が埋まるわけがないし、その情報そのものが素人の可能性も高い。
だが、お客様の心情からすると、「この営業マンの言っていることは本当だろうか?」「騙されたくない。」「後でより良い商品が見つかるかも。」となるのだろう。かと言って、上記の通り、お客様自身が調べて保険に加入することは、非合理的になる可能性が極めて高い。
結論、商品ではなく、営業マン(専門家)を判断するしかないのでは?
商品なんて正直、プロであれば何とでも言える。
例えば、「医療保険に入った方が良い」という話もできれば、「医療保険なんて絶対入らない方が得」という話もできる。
本心ではない事を超説得力ある風に話すことなんていくらでもできる。
こう考えると、結局、人で判断するしかないのでは?
個人的判断基準は3つ
1、人として信頼できるか
2、知識があるかどうか(これに関しては実際のところはわからないので、勘になる)
3、その人が好きかどうか
上記3つがクリアであれば、もうその専門家にすべて任せた方が良いと思う。
私も自分の専門外のこと(例えば物件選びや、車選び)は上記の判断基準で自分なりに判断し、最終的にはすべてお任せしている。
私のお客様のある社長に先日、保険の面談をした時の話。
私「この保険を使うと~」
社長「・・・」
社長「なあ、俺、実は商品の細かい話は聞いてない。そんなもんお前がプロやから何とでも言えるやろ。お前のこと信頼して任せるから、俺のこの気持ち裏切るような商品、契約させるなよ。俺の伝えたいことわかるよな。」
私「わかります。わかりました。」
さすが社長。いろいろ上手いと思った話でした。
最近、この社長のセリフを逆の立場になった時にはパクッてますよと。