死亡保障(高度障害含む)の保険に加入しようとした時、3種類の保険がある。
①終身保険
②定期保険
③収入保障保険
以上の3種類。そして、それぞれ特徴がある。これらの保険をそれぞれ解説します。
①終身保険
・解約返戻金がある(掛け捨てではない)
・死亡保障は一生涯ある。つまり、自分が死んだら家族に保険金〇万円払われるという権利を一生涯持つ。但し、解約して解約返戻金を受け取れば死亡保障はなくなる。
・掛け捨てではないため、保険料は高い。
②定期保険
・掛け捨て
・保険料は終身保険と比べると安い。(掛け捨てなので)
・一定期間(例えば、今から10年間だとか、20年間だとか。これはお客様が選ぶ)しか死亡保障がつかない。
・保険期間中(例えば20年間)の死亡保険金額は同じ。つまり、死亡保険金3000万期間20年の定期保険に加入していれば、加入して2年目に死んでも、19年目に死んでも、もらえる保険金は3000万円
③収入保障保険
・掛け捨て
・保険料は終身保険と比べると安い(掛け捨てなので)
・定期保険と同じく一定期間しか保障がつかない。
・保険期間中(例えば20年間)の死亡保険金額が変わる。つまり、死亡保険金3000万期間20年の収入保障保険に加入すれば、加入してすぐに死ぬと3000万円もらえるが、加入して10年目で死ぬともらえる保険金は1500万とかのイメージ。ここが定期保険とは違う。つまり、今、死亡保障の金額は高いが、年々、保障は減っていきますよというもの。
若くして死ぬのと、60歳で死ぬのとはリスクが全然う。若くして死ぬと、残された家族(妻とか子供とか)も当然若い。夫なしでこれから数十年、母子家庭で生活しないといけなくなる。が、60歳で死んでも、子供は既に独立しているし、数十年、働いたのであれば貯金もあるのでは。
この考えから、「じゃあ、若い内の死亡保障は、大きく保険金を設定して、年齢が上がるごとに死亡保険金が減っていくような保険の方が定期保険より効率的じゃないか。」という考えで収入保障保険が作られた。
若い人であれば、収入保障保険は非常に合理的。
逆に75歳くらいの人で、「俺が死んだとき、葬式代の300万くらいは、保険で用意しておきたい。」となれば、定期保険でいくしかない。
以上3種類の保険の特徴。
ざっくり、まとめると
①掛け捨てはイヤだ、貯金の意味合いでも保険に入りたい→終身保険
②高い保険料は払えないが、家族がいるので保障が必要という若い人→収入保障保険
③高い保険料は払えないが、自分が死んだときに家族にお金を残したい高齢の人→定期保険
※わかりやすいようにかなりざっくりした説明であり、本当は、お客様の細かな状況により加入すべき保険はいろいろです。
また書きまーす