ニュースなどでよく耳にする「インフレ」。
まず、インフレとは?
結論、インフレとは物やサービスの価格が上がること。同時にお金の価値が減ること。
そして、今、日本は国をインフレにしようとしている。どんな手を使っても国をインフレにしようとしている。理由は、国の借金の価値を下げるため。景気を良くするためである。
次にどうなると国はインフレになるのか?
(これに関しては非常に複雑で、様々な意見があるが、3つに絞って紹介する)
①景気が良くなる。
②他国や投資家から日本が信頼されなくなる。
③市場に出回るお金が増える。
上記は、国がインフレになる要素である。以下説明する。
①景気が良くなるについて。
消費者(国民)が物を買う→企業が儲かる→従業員の給料が増える→更に消費者として物を買う→物の値段が上がる→企業が儲かる。(これがループする)
というようにお金がどんどん回ると(景気が良くなると),物の値段は上がる。現状まだ日本はうまくこうなってはいない(やろうとはしている)。
②他国や投資家から日本が信頼されなくなるについて。
もし、日本がどんどん人口が減っていき、国力が落ち、ヤバい状態になっていくと、外国や投資家は日本の通貨(円)を持たなくなる。
外国「日本ヤバいな。日本の通貨である円なんて持たない方がいいな。日本国債も買わないでおこう」というイメージ。
こうなると「円が買われなくなる」ので「円安」になる。つまり「円の価値が下がる」
日本ヤバい→円を買わない→円安になる→円の価値が下がるので、相対的に物の値段が上がる。という感じ。
③市場に出回るお金が増えるについて。
いわゆる「金融緩和」。超簡単に言うと、大量のお金(円)を印刷し、お金の量を増やす。
お金の量が増えるので、お金の価値が下がり、相対的に物の値段が上がる。
以上3つがインフレになる圧力がかかる要素。
では、日本はこれから本当にインフレになるのか?
私個人の意見は、「全体的に見ればインフレになっていくが(円の価値が下がっていくので)、不動産や国内で生産される食料品など値段が上がらない物が出てくる。」
以下理由を。
日本は特殊な状態の国である。人口が減っている国である。
教科書通りの理論で言えば、お金の量を増やせば、インフレになる。これがセオリー。
が、人口が減っていく日本においては、このセオリーが通用しない。人口が減っていくのに、不動産の価格が上がると思いますか?景気が良くなったからと言って、家を3つ買うような時代になるのか?ならないでしょ。
一方で「サービス」の値段は上がると思う。アルバイトの時給や配送料やコンサル料、検診料など。労働人口が急激に減っていくからだ。
つまり、全体的にインフレにはなっていくと思うが、上がるものと下がるものが分かれるというのが私の意見だ。
日本国内にある「物」はインフレにはならないんじゃないかと。
人口が減っていく、労働人口は激減、国の借金は大量、金利ゼロ、金融緩和、という超特殊な日本。
過去の歴史の再現は通用しないので、値段が上がるものと下がるものは分かれるのでは。何の値段が上がり、何の値段が下がるのか?
「インフレ=なんでもかんでも物の値段が上がる」はこれからの日本において通用しないと思う。
インフレ対策で日本の不動産買うのは、仮にインフレになったとしてもインフレ対策になるのか?
次回、インフレ対策の具体的な方法を4つ解説します。
また書きまーす