今まで1000人以上の人と保険の面談をしてきている。
その中で、現在、加入中の保険の内容を見させて頂くことがある。
いわゆる、保険の見直しである。非常に良い内容で保険に加入している人もいれば、無駄な保険or意味のない(その人にとって)保険に加入している人もいる。
今回は、保険加入において失敗している人のパターンを紹介する。
結論、保険加入においての失敗は6パターンある。
①そもそも加入すべき保険種類が間違っている。
②保障が大きすぎるor小さすぎる。
③競争力の弱い商品に加入している。
④不要な特約が付いているor必要な特約が付いていない。
⑤終身保険に加入している人で「払込期間」がその人に合っていない。
⑥終身保険に加入している人で「円建て」「ドル建て」「変額」がその人にとって合っていない。
以上6パターン。以下解説します。
① そもそも加入すべき保険種類が間違っている。
生命保険と一言で言っても様々な種類がある。死亡保障のための保険や医療保険、貯蓄のための年金保険など。
そして、どの保険に優先して加入すべきかというのは、その人の家族構成や働き方、資産状況(お金があるかどうか)によって変わってくる。
例えば、20代の小さい子供のいる夫であれば、まず死亡保障(高度障害含む)をカバーする保険に加入すべきである。ここで、死亡保障(高度障害含む)の保険ではなく、医療保険にガッツリ加入していると、「そもそも加入すべき保険の種類が間違っている」となる。
保険はその人の状況において、優先して加入すべき保険種類がある。
まず、何の保障が必要なのか?死亡保障?医療保障?介護?将来へ向けての貯蓄?など。
「優先すべき保障は何か?」。「まず、加入すべき保険の種類は何か?」。ここを間違えると保険加入において失敗である。
②保障が大きすぎるor小さすぎる。
例えば、「死亡保障が1億5000万付いている」や、逆に小さい子供がいる夫に死亡保障1000万しか付いていないなど。
保障の金額が大きすぎたり、少なすぎたりしているパターンがある。どれくらいの保障金額が必要なのかは、その人の状況による。
(死亡保障額をいくらに設定すべきかは、過去に記事を書いています)記事はこちら。
自分の状況に合った保障金額で保険に加入することは大事。
③競争力の弱い商品に加入している。
今、日本にある生命保険会社は43社あると言われている。
その中で、例えば、医療保険であれば○○生命の医療保険が条件として良い(競争力が高い)だとか、年金保険は○○生命の商品が良いだとか、いろいろある。
勿論、どうせ保険に加入するのであれば、それぞれの分野で競争力の高い商品に加入した方が良い事は言うまでもない。
④不要な特約が付いているor必要な特約が付いていない。
例えば、医療保険やガン保険の特約でよくある、「○○治療特約」など。特約はたくさんある。不要(必要性が薄い)な特約は付けなくて良いし、必要な特約は付けた方が良い。
⑤終身保険に加入している人で「払込期間」がその人に合っていない。
終身保険に加入する際、「払込期間」は非常に大切である。
詳しくは、過去に記事を書いてます。以下記事。
⑥終身保険に加入している人で「円建て」「ドル建て」「変額」がその人にとって合っていない。
終身保険には大きく分けて、3種類ある。「円建て」「ドル建て(外貨建て)」「変額」の3種類。
お客様の金融知識レベル、資産状況(お金があるかどうか)、リスク許容度によって加入すべき終身保険は変わる。
全く金融知識や相場の知識がない人が、「変額」の終身保険に加入させられていたりする。
自分の状況、価値観によって「円建て」「ドル建て(外貨建て)」「変額」のどの終身保険に加入すべきかは変わる。
まとめると、保険というのは一人一人、加入すべき保険種類、内容が異なる。俗に言うオーダーメイドの商品。
保険に加入する際、家族構成、資産状況、働き方、お金に対する価値観、などを営業マンから聞かれましたか?
また書きまーす