年金は払った分、将来もらえるのか?払うと損をするのか?年金のコスパを解説。

前回、もらえる年金がゼロになることはないが、もらえる金額が減ったり、もらえる時期が遅くなる可能性は極めて高いという話をした。(前回記事はこちら)

目次

「自分が年金を払った分、将来もらえるのか?」「払い損になるのか?」「コスパは?」ということを解説していく。

まず前提として、国民年金は、払わないといけない。国民の義務だ。だから結論、「払わない」という選択はない。貧困などで払えない人は免除されるが。ちなみに国民年金を払っている人の割合は65%程。義務にも関わらず、結構払っていない。

そして、年金は65歳から、死ぬまでもらえる。

「死ぬまでもらえる」ので、68歳で死んでしまうと受取金額は少ないし、95歳まで生きれば受取金額はめちゃめちゃ多い。

 

本題に戻る、「自分が年金を払った分、将来もらえるのか?」「払い損になるのか?」「コスパは?」

結論から。結論2つ。

①今、年金を受け取っている人は、コスパ最強。60歳から年金を受け取っている。大体の人が若い時に払った以上のお金を受け取ることになる。

②今、20代や30代はかなり微妙。余程、長生きしないと元取れない(払い損)可能性が高いかも。半分以上の人が、払った分より受け取るお金が低いと予想する。(個人的予想)。

 

以下、説明していく。

今、年金を受け取っている人は、コスパ最強。60歳から年金を受け取っている。大体の人が若い時に払った以上のお金を受け取ることになるについて。

今、国民年金の保険料は月16410円(毎年、変わるのでイメージ)。年間、19万6920円。

20歳から60歳まで40年間払ったとすると、787万6800円払うことになる。

60歳から受け取れる国民年金は月64000円程。年間76万8000円受け取る。

10年間で768万円受け取る。つまり、10年1か月(70歳1か月まで生きれば)で元が取れる。大体の平均寿命の85歳まで生きれば、払った分の約2.5倍受け取れる。

国民年金、コスパ最強じゃないかと。今、こんな金融商品存在しない。

ちなみにサラリーマンだった人は、国民年金に加え、厚生年金も貰う。

厚生年金のコスパに関しては、年収などによって様々だが、ざっくりこれも10年間受け取れば(70歳まで生きれば)元が取れる。

加えて、年金には、若い時に死亡したり、重い障害になった時に遺族に支払われる遺族年金や障害年金がある。「保険の機能」もあるのだ。

 

今の老人は、非常に良い時代に生まれたということか。

 

今、20代や30代はかなり微妙。余程、長生きしないと元取れない(払い損)可能性が高いかも。半分以上の人が、払った分より受け取るお金が低いと予想する。(個人的予想)について。

上記で書いた通り、今の老人にとっては、年金のコスパは最強である。70歳時点でペイできる。イージーモードのRPGみたいな感じ。ラスボスあまり強くないみたいな感じ。

が、20代30代は、払い損になる可能性の方が高くなるのではと予想する。(実際はだれにもわからない。)

若い人が年金をもらう時に考えられるのが2点。

❶今と比べ受け取り金額が減る。3割くらい減って月45000円(国民年金)くらいになると言われている。

❷受け取れる時期が70歳か75歳になると言われている。

仮に、国民年金の受け取り額が月45000円になって、もらえる時期が70歳になれば、大体、15年で元が取れる。85歳まで生きてようやくペイする。(①と同じ40年間国民保険料を払ったとして)。

加えて、「70歳まで国民年金の保険料を払え」とか「もらえる時期はやっぱり75歳からね」みたいなことになれば、確実に払い損になる。(こうなる可能性は結構高いと思う)

ハードモードの時代に生まれてきたなと感じる。

 

 

また書きまーす

 

 

 

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