私は、2浪することを決断し、早稲田に入学してからは野球部に入部することを決断し、日本一厳しいと言われている野村證券に入社することを決断し、成績が上がり社内表彰を総ナメにした4年目の一番良い時期に退職し保険営業の個人事業主として勝負することを決断した。
30歳にしては「決断」してきた自負がある。
決断するコツを紹介する。コツは3つある。結論から。
①決断できる人間のメリットを理解する。
②失敗なんて存在しないことを理解する。
③判断なんてできない(正解なんてわからない)ことを理解する。
以下説明します。
①決断できる人間のメリットを理解するについて。
決断できる男らしい人と、決断できない責任感のない人と、どちらが好きですか?
決断できる人間になるとメリットがたくさんある。
例えば、
❶信頼できそうだと思われる。
❷挑戦できるので失敗含め人生経験が豊富になるので話がおもしろい。ネタ豊富。
❸決断してきたことによる経験(失敗含む)から出てくる雰囲気やオーラがある。
❸部下を引っ張ることができる。
❹人との出会いが増える。
❺人生が好転する可能性が出てくる。
などなど。メリットは計り知れない。
決断できない人はすべてこれの逆である。
よく「いや~俺、優柔不断で決断できないんですよね~」と言う人がいるが、それ自分で言うか?と。「いや~俺、周りの人から信頼なくて、人間的に目立ったこともなく、おもしろくない人間です。」と言っているのと同じなんじゃないかと。(大袈裟に言うと)
経験上、仕事ができる人、魅力的に見える人、慕われている人、男が惚れる男、稼いでいる経営者などはすべて、「決断できる人間」である。(当たり前だが)
まず、この「決断できる人間になった方が良い、メリットが多い」ということを頭で理解する。
これが第一段階。決断する(できる)人間になりたい!なった方が良い!の価値観を持てるかどうかが大前提。この価値観がないと「決断」なんてストレスのかかる事はできない。
②失敗なんて存在しないということについて。
よく言う「失敗したらどうするんですか?」「失敗したら、恥をかくし、しんどい思いをするじゃないですか?」という意見がある。
一方で「失敗経験をすることは、カッコいいことだ」「失敗しても後で成功すれば、失敗は美談に変えられる。」という意見もある。
つまり、「失敗」という言葉に、プラスのイメージを持っているのか、マイナスのイメージを持っているのかが人によって異なる。
そして、結論、決断できる人は「失敗」に対してプラスのイメージを持っている。
「失敗しても経験と成長を得ることができる」「人生は長いし、ずっと続く。今の失敗は将来の成功に変えられる。よって失敗なんて存在しない。」と本気で思っている。
私が野村證券を辞める時、上司が「リスクだ。失敗したらどうするんだ?」みたいな事をたくさん言われた。(勿論、これは私の事を思って言ってくれたと思う)
これに対して「失敗したらいけないんですか?失敗してもその後、成功すればいいんじゃないですか?失敗しても成長はするんじゃないですか?失敗をビビる人ってダサくないですか?人生あと1年で終わるんですか?」と言うと、納得してくれました。
「失敗」という言葉をどう解釈するのか。
決断する際、「失敗」という言葉が必ず頭に浮かぶ。ここまでは誰でも同じ。「できれば失敗したくない」という感情も全員同じ。
何度も言うが、この「失敗」をどう解釈するか。
瞬間的に頭に浮かんできた「失敗」という言葉を、「失敗したとしても、その後成功すれば~」や「失敗したとしても、成長は~」に変換できるか。
「失敗」についてどう思いますか?どう解釈しますか?
③判断なんてできない(正解なんてわからない)について。
「決断力」の話になると必ず話にでてくるのが「判断力」。
「決断力」と「判断力」は違う。
「決断力」とは、自分の行動を決めること。
「判断力」とは、データや情報を収集し、どちらが良いのか判断すること。
つまり、判断する→決断する という順序である。
「調べた結果、こっちの方がいいことはなんとなく頭ではわかっているが、ん~決めれない。」となっている場合、判断まではできているが決断するまでは至っていないとなる。
勿論、決断しないと意味がない。行動しないと意味がないのである。
では決断まで至るためにはどうするか?
結論、判断なんてできない(正解なんてわからない)ということを理解する。
世の中の事ほぼすべて、正解なんて現時点でわかることなんてほぼない。
明日、トヨタの株は上がるのか?この人と結婚して、50年後良かったと思えるのか?起業して将来良かったと思えるのか?など。
情報収集は行うべきだが、それによって「正解」がわかることなんてない。ということを理解するべきである。
決断できない人は、判断力が上がれば「正解」がわかると考えている。
結局、答えのない「正解」に固執し過ぎている。
情報収集をして正解が出るのであれば、全員成功しているはずだ。
つまり、言い方が悪いが、決断している人ほど「判断」を軽く見ている。(雑に言うと)
「どうせ、こんなんどれだけ考えても答えないわ。」と考えている。そしてこれが本質である。
※先日、新規事業をガンガン立ち上げ、様々な分野で稼いでいる社長に、私が「社長。新規事業をする際、どういう判断軸で儲かるか、損するか、判断してますか?」と聞いた。 社長の答えはこうだ。
社長「まあ、ある程度、自分なりに世の中はこうなっていくだろうという勘はある。勘。あとは、もういってまえ!!やな。ハハハ。データや根拠?そんなんある訳ないだろ!どうせ俺アホやから、そんなもの見てもわからんわ。」
できる社長程、こんな感じなのは経験上、言うまでもない。
私もよく「個人事業主の保険営業でやっていける自信ありましたか?」と聞かれるが、「根拠やデータなんてない。根拠なき自信で決断しただけ。」と答えている。ここを細かく判断しようとし、「正解」を見つけにいこうとすると決断できない。
正解なんて結局わからないでしょ。
というか、正解なんて自分の解釈次第。
その正解の解釈も時間の経過や価値観で変わる(変えられる)。
というのを理解することが決断するコツである。
まとめると、決断する(できる)人間のメリットを知る。失敗なんて存在しない(失敗をプラスに解釈する)。どうせ正解なんてわからない。を理解することで決断できる。
また書きまーす