私は野村證券で4年、保険営業で2年半と今まで1000人以上のお客様と保険、お金の相談をしてきた。
その中で、貯金ができている人と、できていない人で2極化する。
「将来のために貯金を開始したが、辞めてしまった。」
「貯金をやり始めたものの、どうしても継続できない」という人は多いだろう。
どうすれば、貯金を続ける(継続する)ことができるのか?
結論、2つコツがある。
①月の給料から貯金するのではなく、ボーナスから貯金をする。(会社員の人)
②自分の貯金のセーフティーゾーンを理解して「貯めることを強制的に決める」
以上2点。
①月の給料から貯金するのではなく、ボーナスから貯金をする。(会社員の人)
経験上、貯金を考える時に多くの人は、月の給料からいくら貯金できるか?を考えてしまう。
「俺、手取りで25万だから毎月、5万円貯金できるかな。」みたいな感じ。
結論、この方法だと続かない可能性が高い。
なぜなら、月々の出費はブレる。「今月は友達の結婚式で~」や「今月ちょっと飲み会行き過ぎたな。」など。
月々の出費が安定している仙人はいない。
月々から貯金を考えている人は、毎月出費が変わる中で「頑張って貯金をしないといけない、又は、貯金を辞めれば、今月楽になれるのに。」という感情が何回も出てくる。
つまり、「貯金をしないと」というストレスを1年間に何度も経験するのである。これが貯金が続かない理由である。
一方で、「月〇万円貯金する」ではなく、「ボーナスで年間〇万円貯金する」という貯金を年間ベースで考える方法がある。
結論、この、「貯金をボーナスから年間ベースで考える」方が貯金の継続率は高い。
例えば、
手取り25万、ボーナス100万の会社員がいる場合、
「月5万円必ず貯金する」ではなく「ボーナス100万の内、60万は必ず貯金する」の方が継続率が高いのである。
(これは、保険の積み立ての継続率でデータが出ている。つまり、保険料の月払いと年払いでは、年払いの方が継続率が高い)
「貯金をいかに続けるか」は、いかに貯めるストレスを感じないか、いかに頑張って貯めている気持ちを思い出さないか、が大事な要素である。
「お金を貯めるというストレス」は、1年に1回で良いのである。
よくFPとかが、「毎日、家計簿つけて出費を~」とか「貯金額について毎月チェックを~」とか言っているが、こんなストレスのかかることを毎月できる人なんていないでしょ。完全に続かない貯金のやり方である。
会社員でボーナスがある人は、ボーナスから年間ベースで貯金を考えよう。
1年に一回、将来のためにガツッと貯金。
これが継続するコツ。
② 自分の貯金のセーフティーゾーンを理解して「貯めることを強制的に決める」
貯金のセーフティーゾーンとは、人それぞれ固有に持つ「俺は〇万円貯金があるから大丈夫だろう。」という目に見えないラインのこと。
(これに関しては過去に記事書いてます「貯金のセーフティーゾーンて知ってますか?」)
貯金が続かない理由に、ある程度貯まった段階で、「もうこれだけ貯まったから、ひとまず休憩しよ。」という感情がある。そう感じる金額は人によって違う。
30万貯まれば、「とりあえず、もういいでしょ。」と考える人もいれば、「5000万貯めるまでは安心できない」という人もいる。
結論、貯金を続けるには、強制的に自分に管理できない(自分がすぐに引き出せない)形で貯金し続けるのが究極的。
まとめると、
①お金を貯めることを決める(決断する)
②貯金はボーナスから年間ベースで考える(会社員の人は)
③貯金をし続けられる「しくみ」を作る(あえて管理できない形で貯金する)
また書きまーす
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