精神科や心療内科に行ってみようと考えている人、保険の新規加入を検討している人は読んで下さい。
私は、現役の保険営業マンで今まで1000人以上の人の保険相談をしてきている。
この記事を読めば、保険加入において、精神科や心療内科に行くと、どのような影響があるのかがわかります。最後に「まとめ」で注意すべき事を書きます。
結論、精神科や心療内科に行くことと保険加入において知っておくべきことは、5つ。
①精神科、心療内科に行くと生命保険に加入できないのは、大体、本当。
②それでも加入できる保険は一部ある。が、条件は悪くなる可能性あり。
③なぜ、精神科や心療内科に行くと保険に加入できないのか?
④住宅ローンを組む際や団体信用生命も同じ。
⑤過去に一度でも受診すると、一生、保険に加入できないのか?
以上、知っておくべきこと5つ。以下説明します。
① 精神科、心療内科に行くと生命保険に加入できないのは、大体、本当。
生命保険に加入する際、健康状態を聞かれる(死亡保障や医療保障の保険の場合)。健康状態が悪ければ、保険会社が保険加入を断るのだ。
告知書というもので、お客様が自分の健康状態を記入するか、健康診断書のコピーを保険会社に提出するのかどちらかがほとんど。
そして、「この病気の人は、OK(加入できる)」「この病気の人は、NG(加入を断る)」というのが保険会社によってザックリ決まっている。
結論、精神系は、病名を言われた、薬を処方された場合、かなり厳しい(保険加入できない可能性がかなり高い)。
※これは、個人的な感覚の話だが、精神科や心療内科を受診すると、何かしらの病名を診断されることが多い印象。こうなると、保険加入が厳しくなる保険が多い。
② それでも加入できる保険は一部ある。が、条件は悪くなる可能性あり。
死亡保障や医療保障の保険の場合、多くの商品に加入できない可能性が高いことは事実。
が、精神病であっても加入できる商品もある。商品の選択肢はかなり少なくなるが。
また、デメリットの条件が付くが、加入できる商品もある。
(「持病があっても~」など聞いたことがあるだろう)
ざっくりまとめると、精神科や心療内科に行き、病名を付けられる又は薬を処方されると、加入できる保険商品(死亡保障や医療保障)は一気に選択肢が狭まる。又は、条件が落ちる商品しか残っていない可能性も。
③ なぜ、精神科や心療内科に行くと保険に加入できないのか?
ズバリ、精神病の人は自殺が多いから。
また精神病から他の病気に繋がる可能性も高い。保険会社からすると、お客様が亡くなると多額の保険金をお客様に支払わないといけない。
なので、精神病の人の保険加入を断る保険会社が多い。
④ 住宅ローンを組む際や団体信用生命も同じ。
マイホームを買う際の住宅ローンを組む、団体信用生命の加入に関しても同じことが言える。
銀行からすると、保険会社と同じく、
精神病=死ぬ可能性が普通の人よりも高い=ローンで数千万のお金は貸せない になる。
⑤ 過去に一度でも受診すると、一生、保険に加入できないのか?
つまり、精神疾患の保険加入において、「時効」はないのか?
結論、病院に行かなくなって、且つ薬を飲まなくなって5年経過すれば、加入できる保険がほとんど。
「5年以上前の出来事は、考慮しませんよ」という保険会社が多い。
※これは、精神疾患の病気において。ガンなどは何年前でもアウトが多い。勿論、保険会社や商品によっていろいろ。
まとめると、
もし、精神科や心療内科に行くのであれば、行く前に保険や住宅ローンについて考えた方が良い。先に契約すれば、その後、精神病になろうが、ガンになろうが、過去の契約は遡及されない(契約解除されない)。
むしろ、先に加入しておいてラッキーというか、助かったというか。
逆に、先に精神科や心療内科に行き、病名を診断されると(大体こうなる)、保険加入や住宅ローンを組むことはかなりの制限を受けることは事実。
制限を受けるどころか、加入できない、ローンを組めない可能性が高い。
また書きまーす