掛け捨ての保険ではなく、貯蓄型の保険の種類を知りたい人、加入を検討している人は読んで下さい。
私は野村證券で4年、保険業界で2年半営業をしてきており今まで1000人以上の人の保険相談、投資相談をしてきている。
この記事では、さまざまな貯蓄型保険があるなかで、その種類をザックリわかりやすくまとめます。
この記事を読めば、貯蓄型保険はどのようなものがあるのか、また選ぶ判断材料にもなると思います。
※この記事では、大枠と大事なことを理解してもらうために書くため、超細かいことは、書いていません。
貯蓄型保険とは、終身保険や年金保険、養老保険など掛け捨てではない保険のこと。
将来、保険を解約する又は満期になると、お金が返ってくるもの。
1貯蓄型保険の種類や選び方を考える際、4つの工程がある。
①円建てor外貨建てor変額 の3種類をまず決める。
貯蓄型保険を選ぶ際、まず考えるべきことは、
「何で貯めるか?」「自分が払った保険料を何で運用するのか?」である。
この「何で運用するのか?」が3種類あるのである。
①円で運用するのか?
②外貨で運用するのか?
③変額(株や債券などの投資商品)で運用するのか?
そして、この3種類には勿論、それぞれ特徴がある。
お客様の価値観や資産状況、金融知識があるのかないのかで、どれを選ぶべきかは異なる。
外貨(保険の場合、主に米ドルが主流)や変額の貯蓄型保険については、過去に詳しく記事を書いているので参考にしてください。
(「変額保険とは?変額保険の特徴を説明します。」の記事はこちら)
②ノーマル型or低解約返戻金型 の2種類を決める。
円建てor外貨建てor変額 のどれにするのか決めた後、
ノーマル型or低解約返戻金型 のどっちにするのかを決める。
例えば、「俺は、円建てでやろう!円で運用しよう!終身保険だ!」となっても、
①円建て終身保険
②円建て低解約返戻金型終身保険
の2種類ある。そして、それぞれ特徴がある。
この「ノーマル型」と「低解約返戻金型」の違いや特徴については詳しく記事を書いています。
③固定利率型or変動利率型 の2種類を決める。
例えば、「外貨建て終身保険の低解約返戻金型でいこう!」と決めても、
もう一つ、決めることがある。
固定利率型or変動利率型を決めること。
運用利回り(金利)が固定するのか、変動するのかを選ぶ。
将来、解約したり満期になって返ってくるお金が、決まっているのか、わからない(これからの金利次第)のかの違い。
この固定利率型や変動利率型の違いや考え方も過去に詳しく記事を書いているので見てください。
(米ドル建ての保険(外貨建て保険)の「固定利率型」と「利率変動型」の違いについて」の記事はこちら。)
④払込期間を決める。
正直、ここが一番の盲点。毎日、保険の見直しをする中で、この「払込期間」で失敗している人はかなり多い。
払込期間とは、お客様が「何年、保険料を払うのか(何年、貯めるのか)?」である。
この払込期間をどうするのか?考え方については、過去に詳しく記事を書いてます。
2まとめ
①円建てor外貨建てor変額 の3種類から選ぶ。
②ノーマル型or低解約返戻金型 の2種類から選ぶ。
③固定利率型or変動利率型 の2種類から選ぶ。
④払込期間を何年にするのか決める。
この順で選んでいくと、例えば、
「米ドル建て終身保険(ノーマル型)で固定利率型、払込期間10年」みたいな感じでプランが出来上がる。
その他にも、例えば、
「円建て年金保険(低解約返戻金型)で変動利率型、払込期間30年」みたいな感じのものもある。
(あわせて読みたい「積み立て、月々いくら積み立てすべきか」の記事はこちら)
また書きまーす