掛け捨てではない保険(解約返戻金がある保険)で変額保険というものがある。
「変額終身保険」とか「変額年金保険」とかある。
「変額保険」とは?
変額保険とは、中身が「株」や「債券」で運用される保険である。
①株や債券の積み立てに死亡保障が付いていれば「変額終身保険」
②株や債券の積み立てに死亡保障が付いてなければ「変額年金保険」。これは、ほぼ投資信託の積み立てと同じ(保障がないので)。
そして、株と債券の比率や外国株を何%組み入れるかなど自分で決める。
(例えば、日本株25%、外国株50%、日本債券25%など、何に投資するのか?割合をどうするのか?を自分で決める)
つまり、中身が株や債券なので、将来受け取れるお金(解約返戻金)は、いくらになるか全くわからない。例えば、外国株100%組み入れた時、株が大きく上がれば、かなり増えて返ってくるし、下がれば今まで自分が払ってきた保険料の合計より少なくなる可能性もある(解約返戻率が100%を割る)。
商品パンフレットや営業マンが、「株で変動するけど、長期間やれば最低これくらいは絶対に増えます。」みたいなことを言ってるが、そんなことはない。解約する前に株式相場が大きく下がれば、普通に損をする。必ず損をしない株なんてないし、長期でやれば必ず損しない株もない。(このあたりの、株の長期投資やドルコスト平均法に関しては、また記事書きます)
「株は長期でやれば、損しない」とか「ドルコスト平均法で毎月コツコツ買っていけば損しない」とか言ってる奴はめちゃくちゃ多いが、そんな甘い話あるわけがない。詐欺か。もし、株をドルコスト平均法で長期運用すれば必ず損しないのであれば、多額の金額を分散投資で長期運用している大企業は全部、倒産しないし、毎年必ず、増益になることになる。というかもし、そうであれば私仕事しません。
※ここからは、完全個人的意見
変額保険は、加入するべきか?
答えは、「米ドルで、ある程度、将来お金がある(お金を作れる)ことが、確定しているのであれば、余裕資金でやってもいい」である。
※どうせやるなら組み入れを「外国株100%」にする。(私だったら)
つまり、65歳以降の老後資金や子供の教育資金などのお金はまず、ある程度米ドルで作れというのが個人的意見。その上で、余裕資金があれば、多少、冒険して大きく利益を取りにいきましょうとなる。
米ドルも為替リスクがあるので変動するが、株の変動とは、レベルが違う(勿論、株の変動の方が大きい)
まとめると、
「変額保険とは、中身が株や債券(自分で比率を決める)の保険なんだー」
「将来、受け取れるお金(解約返戻金)は株や債券の変動によって大きく変わるんだー」
ということを覚えておいて下さい。
また書きまーす