スペシャリストとゼネラリストでは、どっちが良いのか?【転職、キャリア論】

終身雇用が崩壊している今、今後自分が生きていくために、稼ぐために、どういう能力を持てば良いのか?

「専門的なスキルを身に付けよう。」とか、「資格やスキルがあれば、独立できる。」とかいろいろ言われている。

そして、自分のキャリアや独立して稼ぐことを考えた時に、

目次

「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」というのがある。

なお、定義として、

スペシャリストとは、

専門的な知識やスキルを持っている人。ある分野に特化している人とする。「この分野に関しては、めっちゃ詳しいですよ」という人。

一方、

ゼネラリストとは、

いろいろな分野の知識やスキルを持っている人。一つの分野に特化しているのではなく、いろいろなことを知っているので、なんでもできまっせという人。

 

本題に戻り、

これからの時代、このスペシャリストとゼネラリストのどちらを目指すべきか?

※私の完全に個人的意見

一周回って、ゼネラリストになるべきだと思う。

理由は、一つ。

①情報化と個人の発信によって、一つのスキルや知識の正解には価値がなくなったから。

以下、どういうことか書く。

例えば、一般人であっても「今、一番安い医療保険はどっこだろう?」と、わからないことがあったとしても、ググれば直ぐにわかる。世の中のほぼすべてのことは、ググれば正解が出てくる。つまり、「一つの知識の正解」に価値がなくなっている。

更に、今後、AIだとか5Gとか言われている中で「知識の正解」に価値がどんどんなくなっていく。

 

が、しかし例えば、「資産を増やしたい。」となった時に、どういう効率的なやり方があるか?を考えた時、いろいろ案が出てくる。

保険の外貨積み立て?NISAで投資信託の積み立て?イデコ?不動産投資?FX?

それとも副業始めるか?エンジェル投資家になるか?ネットビジネス?など。

こうなった時に、それぞれのメリットとデメリットを把握し、知識を複合して総合的に判断しないといけない。

この様々な分野の知識があり、総合的に判断できる力が「価値」なんじゃないかと。

 

野村證券で働いていた時、よく周りの証券マンが「保険とか不動産投資とかクソ。株とか投資信託の方が良い。」と言っていた。なおこの証券マンは保険や不動産の知識はない。知識がない、わからないからその分野を「クソ」と言い、自分の専門分野が良いと言っているのである。

一方で、今、保険業界に来て、周りの保険セールスマンが言うのは「投資とか損する。株とか辞めた方が良い。」である。この保険マンも、投資の知識がないから、投資がダメと言っているのである。

 

様々な分野の知識を複合的に考える力が大事なんじゃないかと。

 

だから、もし転職する際、異業種に行った方が良い。そっちの方が「価値」が高くなる。

キャリアの一貫性とか不要。こんなこと言ってたの昭和やろ。今、令和。

不動産の営業からITのエンジニアへ。みたいな方が市場価値が上がるのでは? 不動産×IT みたいな感じ。

「保険業界30年の超ベテラン」みたいなおっさんがいるが、いやいや、おっさんの保険の知識全部、ネットで調べればわかりますよ。

こんなおっさんに「保険で貯蓄するのと、NISAで投資信託で貯めていくのどっちが良いですか。考え方と違いを教えてください。」と聞いてみると、「投資信託は悪だ」みたいなテンプレみたいな答えが返ってくる。保険の知識はたくさんあるが、少し分野が変わるとポンコツになる。

 

よく「スペシャリストの方が良い」と言われるが、もしかしてその時代は既に終わっており、一周回って、「ゼネラリスト」の時代がきてるんじゃないかと。

 

何度も言うが、情報社会で、「一つの知識の正解」に価値はない。

 

それにしても「スペシャリストになるべき」みたいな本とかブログとか多すぎる。ホンマか?みなさんどう思いますか?

 

また書きまーす。

 

 

 

 

 

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