ライフプランとは?【将来のお金のことを考える際の注意点について】

「ライフプラン」。聞いたことがある人は多いのでは?

銀行や証券会社、保険会社の営業マンがお客様によく「一度ライフプラン作ってみませんか?」とか言っている。

私も野村證券で4年、保険業界で2年半営業をしているので、今まで1000人以上のお金の相談、ライフプランをお客様と一緒に考えてきた。

目次

まず、「ライフプラン」とは?

結論、簡単に言うと、将来、いつどれくらいお金が必要か。このペースでいけばどれくらいお金が貯まっているのかなど、将来のお金のことについて考え、認識すること。である。

※会社によっては、営業マン(FPなど)が専用パソコンソフトを使ってお客様の収入や家族構成など様々な細かいデータを入力して、そのお客様独自の将来のお金の推移みたいなものを作る。

本題に戻る。

ライフプランを金融の営業マンなどにお願いして、一度は作った方が良いのか?もしくは、自分の将来のお金について綿密に考える必要があるのか? 

結論、ライフプランを作る必要はない。綿密に将来のお金を細かく考える必要はない。が、教育費と老後のお金くらいはざっくり認識し貯金を開始すること。

子供が0歳であれば、「18年後に600万くらい大学の教育費でかかるんだな。」「65歳で2000万以上は最低貯金がないとな。」くらいのざっくりのイメージがあれば十分。

超大事なポイントとして、「ざっくり認識しておく」ということ。

間違っても、「将来もし〇歳の時に子供が生まれたら~。結婚記念日10周年の海外旅行で~」みたいな感じの不確定かつ細かいお金のことは考えないこと。

これが、将来のお金のことを考える際の注意点。

 

なぜ、細かく綿密なライフプランを立てることがダメ(意味がない)なのか?

答えは、「どうせライフプラン通りの人生にはならないから。」

数十年先の将来なんて予想するのは、不可能。双子が生まれるかもしれない。マイホームを持つことが夢であったが、3年後に気持ちが変わった。転職して給料が下がった。病気で働けなくなった。年金どれくらい下がるのか。など。将来のお金のことなんて価値観も含めコロコロ変わる。

 

だから、将来のお金の推移を細かく計算する「細かいライフプラン」は意味がないのである。

 

カラクリを暴露すると、金融営業マンが行う細かいライフプラン(パソコンソフトを使ってキャッシュフロー含め細かく作るライフプラン)は、お客様に向けてのパフォーマンスである。お客様からすると「おお、俺の将来のお金こんな感じか~」となり興味深いのである。

が、本質を言ってしまうと、意味がないのである。参考にもならないばかりか、将来の不確定要素があたかも確定しているかのように見えてしまう。究極の話をすると、将来のお金のことなんて「老後の生活費」しか確定していない(金額は勿論、不確定)。

 

不確定だから貯金しなくていいと言っている訳ではない。むしろ逆。計画をゴチャゴチャ細かく立てることが意味がない。

 

 

例えると、1年後に大学受験があるとなった時、受験までの365日、いつ英語の勉強をして、いつ国語の勉強をするのかを1年前から細かく設定するようなもの。一生、設定を分析しているだけ。どうせ予想通りいかない細かいことを設定する時間があれば、とりあえず一番大変な英語の勉強開始しようとなる。途中でうまくいかないことが必ず出てくる。そこで臨機応変に対応することが大事かと。そしてざっくり計画を立てたら開始すること。やりながら調整していく。

 

将来のお金のことも同じである。

順序として

 

①教育費と老後のお金だけざっくり認識する。

②できる範囲で貯金を開始する

③銀行預金と金融商品の2つに分けて貯金する(この部分については後日記事書きます)

③どうせ想定と違うことが出てくる

④貯金のペースを緩めたり、加速させたり

⑤お金が必要な時期(ゴール)を見据えて調整しながらなんとかやっていく

 

おそらくこんな感じ。

 

将来のお金のことは、「老後」と「教育費」だけしっかり意識する。特に老後のお金。これは、確定要素であり失敗できない。究極、「教育費」は奨学金を借りるという選択肢もある。この2つ以外は臨機応変に。やりたいことやるために出来れば貯金しよう。

 

 

また書きまーす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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