説明がうまくなりたい人、営業マン、相手にうまく話を伝えたい人は読んでください。
私は野村證券で4年、保険業界で2年半営業をしてきており今まで1000人以上の人の保険相談、投資相談をしてきている。
この記事では、どうすれば説明をうまくすることができるのかを書きます。
この記事を読めば、説明がうまくなる本質がわかります。
また記事の後半では、私が営業で使っているテクニックを紹介します。
結論、説明がうまくなるには、トレーニングしかない。つまり努力だ。これで9割解決する。
当たり前だが、説明がうまい人は、今まで人に説明してきた場数が多い人である。
逆に、説明が下手な人は、今まで人に説明してきた場数が少ない人。
場数の問題である。これが9割。
例えば、売れている営業マンは必ず、説明が上手い。
人に説明する回数が多いため、日々、頭の中で説明の練習を何度もしているからである。
そして、説明する場数が増えると、説明すること自体に余裕が出てくる。
自分が「何を、どのように説明しようか?」ではなく、「相手の反応に意識を100%向けることができる」ようになる。
例えると、バンド演奏のドラムが、自分のドラムを叩くことに一杯一杯なのか、
自分がドラムを叩くことは余裕で他のボーカルやギターの音、会場の盛り上がり具合などに意識を持っているのかの違い。
意識しなくても、勝手に口が動いて説明している、相手の反応を見れる余裕ができるまでトレーニングをすることが必要だ。
一人で何度も、説明して練習するのである。
説明している時、いかに相手に意識を持っていけるのかが勝負。
説明しながら、「あ、今の部分、理解されてないな。もう一回、かみ砕いて言おう。」みたいなことは、相手に意識がいっていないと気が付かない。
国会や結婚式のスピーチで、ゲストの雰囲気を全く見ずに(感じずに)、カンペだけを見て、読み上げたところで響かない。
練習。トレーニング。
次に、私が説明する際に意識していること、テクニックを紹介する。
意識していることは、
総論→結論→理由→詳細→結論 で話す。
例えば、「スパイダーマンの映画」を、知らない人に説明する際、どのように説明するか?
以下、返答例。
「ヒーロー物のアクション映画です。」 ←これが総論。
「糸を出すクモの能力を持ったヒーローが、悪いことをする怪物を倒して、ハッピーエンドで終わります」←これが結論。
「普通の男が、ある日クモに刺されて~」←これが理由や詳細。
こんな感じで説明する。
つまり、第一声は、「ヒーロー物のアクション映画で~」から話し始めるのである。
間違っても、「ある日、男がクモに刺されて~」から話してはいけない。
相手にめんどくさく思われてしまう。結論いつ?はよ結論言え。となる。
テクニックとしては、
説明する直前に、「わかりやすく言うと~」や「簡単に言うと~」を付ける。
つまり、説明する直前に、「説明の上手い俺が、今から説明しますよ。」「俺、説明うまいっすよ。」のニュアンスを相手にバレない程度(いやらしくない程度)に先に伝えてしまう。
「説明がわかりやすい」と評判の俺が今から説明しますよ。
「もしこれで理解できなかったら、俺の説明スキルではなくて、あなたの理解力の方に問題ありますよ。」
極端な話、ここまで強い権威性を相手に与えると、必ず説明が下手だとは思われない。
説明が下手と言ってしまうと、自分の理解力がないことを発信してしまうから。
(実際は、ここまでの権威性を与えない。当たり前だが、勝ち負けの話ではないので。)
※「権威性」を説明するために、あえて強めに言ってます。
ぶっちゃけ、人間、印象と権威性に左右される。
例えば、喋りのプロの講演家の人が話すと、実際それが大して話が上手くなかったとしても、「やっぱ、わかりやすいわ~」となる。
つまり、説明が上手いかどうかは、権威性、印象や肩書からのイメージ、雰囲気で決まってしまうことが多い。
そんなもんである。
だから、説明する直前に、「わかりやすく説明すると~」を付けて権威性を上げる。
また書きまーす